
この記事の内容
青い地球の写真を見て、「白いところがたくさんある」と思ったら、その発見を英語の説明と見比べてみよう。今回の題材は、1972年12月7日に撮影された地球写真「ブルーマーブル」です。
開くのは NASA Scienceの写真説明ページ。雲と海岸線を探し、説明の中の一語で見え方がどう変わるか考えます。最後に、写真で気づいたことと、英文で確かめたことを一つずつ残しましょう。
まずは写真を眺めて、気になる場所を一つ
元ページの写真を見て、白い帯や、陸と海の境目など、気になった場所を一つ選びます。写真が表示されないときは、公式の画像ファイルを開くと見られます。写真の出典はNASA Johnson Space Center、識別番号はAS17-148-22727です。
最初のメモは、日本語で「白い帯が目立つ」「陸の輪郭をたどってみたい」くらいでかまいません。まだ地名が分からなくても、写真を見た自分の気づきとして残せます。
この写真説明は英語学習用に書き直された教材ではありません。地名や宇宙飛行に関する語もあるので、今回は全文訳を目指さず、真ん中あたりの二つの文にしぼります。
雲と海岸線を、英文でも見つけてみる
説明の中で目印にするのは、次の二つです。
- cloud cover:雲に覆われていること
- coastline:海岸線。ここでは、陸と海の境目
雲についての文では、どちらの半球の話をしているでしょう。その次の海岸線についての文では、どの大陸の名前が出てくるでしょう。元の英文を見てから、写真でもその場所を探してみてください。
確認用の答えは、雲の文が南半球、海岸線の文がアフリカです。地名を全部読めなくても、この二か所なら、言葉と写真を行き来できます。
ただし、白く見える部分を全部「雲」と決めつけないようにしましょう。元の説明には南極の氷にも触れる箇所があります。分かりにくい場所は「白いところ」とメモしておき、何なのかは保留にして大丈夫です。
「全部見える」と言い切っているかな?
今度は、海岸線の文の先頭を見ます。目印は almost。「ほぼ」という意味で、完全にそうだと言い切らない言葉です。語義はメリアム・ウェブスターの辞書でも確認できます。
その一語を含めて読むと、元の説明に合うのはどちらでしょう。
- アフリカの海岸線が、全部はっきり見える
- アフリカの海岸線が、ほぼ全部はっきり見える
答えは2です。大陸の名前だけ拾うと見落としそうな一語ですが、「全部」と「ほぼ全部」では説明の範囲が違います。ここで話題になっているのは海岸線で、大陸の内陸部がすべて見えるという意味ではありません。
写真に戻って、陸と海の境目を目でたどってみましょう。輪郭を追いやすい場所も、迷う場所もあるはずです。何パーセント見えるかを数える問題ではなく、英文の言い方に注目する活動です。
「見て気づいたこと」と「読んだこと」を分けて残す
最後は、メモを二段にしてみます。次の図は、本記事オリジナルの記入例です。NASAの写真や公式教材を写したものではありません。
- 写真を見て気づいたこと:白い帯が目立つ
- 英文で確かめたこと:海岸線の説明は「全部」ではなく「ほぼ全部」だった
これは記入例なので、同じ答えにそろえる必要はありません。「白い部分が雲か氷か迷った」も、次に確かめたいこととして残せます。英文を丸ごと書き写さなくても、気づきが一つあれば今日のメモになります。
もう一度眺めたくなったら、最初に選んだ場所の近くを見てみましょう。写真を先に見て、短い説明に戻り、また写真を見る。そんな小さな往復も、好きな題材の英語に触れる一つの方法です。
別の短い英文でも遊びたくなったら、英語メニューでランチを選ぶ活動へ。こちらは写真の観察から離れて、食べたいものと値段を手がかりに選びます。
絵の中の人物になったつもりで英語を使うなら、名画の「場所+姿勢」で人物あても試してみよう。こちらは作品を見ながら、独自の短いヒントで相手を探す遊びです。